ラピスラズリの深い々青の色は、なんと言いますか心の深いところにムズムズ来るような色をしています。ラピスラズリの和名は「瑠璃(るり)」と言い、その色は色名の「瑠璃色(るりいろ)」そのものです。 深い瑠璃色の所々に見える黄鉄鉱の金色が星空のような、夜の夜景のような気が付けば様々な想像を巡らせてしまいます。
そんな素敵な「ラピスラズリ」を先日委託店のメルクリリ様で購入されたご常連のお客様から 「ペンダントにしてくださ。」ということでHamamelisにやってきました。
ご希望のデザインは「ハマメリスオリジナルアクセサリー」の「卵床」の様な四角い鳥の巣をイメージしたペンダントでした。
お受けする内容は「シンプルオーダーメイド」の枠となりまして、デザインはほぼこちらにお任せいただきまして、デザインの確認はラフスケッチの画像をメールにてご確認いただきました。
今回はごご予算に合わせて2枚のラフスケッチの絵をメールにてご覧いただきました。
1枚目は、ご予算内で四角い鳥の巣のイメージに近づけたデザインのラフスケッチ。
2枚目は、1枚目の四角を楕円の形にしたデザインのラフスケッチになります。
お客様にご検討頂きまして、今回は2枚目の楕円形のデザインでの制作が決定しました。
編み模様のパーツは、実際に地金を編みながら溶接して制作しています。
出来るだけ立体感が出るように1コマ1コマねじっていきました。
完成はこんな感じになりました。
編み目模様の所々に丸い「シャカ玉」と呼ばれる玉を配置しています。
品目:ペンダント 作品名:「安息の瑠璃」 地金:Silver925 半貴石:ラピスラズリ 制作方法:地金より成形
編み目のパーツは鳥の巣の枝のような質感になるようにヤスリの目を残しています。
編み目に立体感が出るようにねじる事で、横から見た印象がしっかりとしたものに成っていると思います。
ラピスラズリの色は白との相性がとても良いように思います、それは例えるなら青い空に白い雲のような晴れ晴れした印象でしょうか。
気に入って頂けていたら嬉しいです。
今回の「ラピスラズリのペンダント」は今年の2月頃に納品しましたお仕事です。
こちらのブログでも一度紹介したのですが、いくつものオーダー品と合わせでの掲載でした、それではいけないよと大先輩に助言を頂きました。
「制作はいつもしているかもしれないけど、お客さんにとっては一つ一つが特別なんだからブログも一つ一つちゃんとしなさい(・д・)」
( ゚д゚)ハッ!
もういい年なのに人の気持ちに気の利かないわたくしですが、ひとつひとつまたブログに掲載していきたいと思います。
何より改めて文章にしてみると、仕事の進行時の「デザイン作成時の説明を省略した部分)」や「製作時の言いたいけど言うとかっこ悪いかもでも少しは言いたいこだわり」などいろいろ、本当にもういろいろあった事を思い出しました。
なので、(´・ω・`)
それらを(´・ω・`)
目一杯文章にしたためたいと思います(´・ω・`)
それではまた次回のブログもお楽しみにノシ