新作リング「 Silent prayers 」のご紹介です。

□商品名:「 Silent prayers 」
□価格:¥8,000-(税込)
石留めタイプ
¥13,000-(税込)から
※中石によってお値段変わります。
□地金:Silver925

□表面処理:鏡面仕上げ 光沢仕上げ
□寸法:
縦幅 約5.5mm 
地金厚  約1.6mm


地金自体を高温で熱し、模様のパーツを溶かし合わせる方法で制作しています。
彫金の一つの方法として、地金の溶けた模様をそのまま利用する方法は多く活用されています。その方法を、私自身の手順や温度の調整や組み合わせ方でまとめてみました。

模様のパターンはいくつか基本形がありますが、いろいろランダムに制作しています。

シンプルな組み合わせのモチーフは、見た者の世界観をそのまま投影するように思います。

石留めタイプ

石枠部分もリング本体と同じ質感にし、中石が映える様にしています。

使用する中石は限定せず、様々な石を合わせて制作しています。

□制作ノート

Silent Prayers

アクセサリーを身に付けるということをしばしば考えています。もちろん個々人様々な理由がありそのすべてが正解だと思います。ただ、その事象を一つの言葉で表すとなんだろうかと野暮ながら考えてみました。

楽しいから、好きだから、願掛けに、ご褒美に、上げればキリがないほど様々な理由があると思いますが、これら全てに共通するのは、「物体に意図を留める」ということかなと思いました。そしてそれは、言葉を変えれば「祈りそのもの」なのではとも思いました。

祈りと聞くと、なんとも宗教的に聞こえがちですが、人間の行動としては「そこへ向かうという宣言」とも捉える事ができます。

そんなふうに考えた時、自分がなぜここ半年以上この制作方法や形を作り続けていたのか理解できました。シンプルな模様は見る人の意図を汲みやすく、その質感は緩やかに寄り添うような表情になっています。私が考えるアクセサリーの根幹をひとつ見つけることが出来たように思います。

明確な意図を持って制作物を完成させることはもちろん大切ですが、行動することで理解して納得することもあります。前者は学術的にまとめる環境ではとても重要なことと理解していますが、制作活動を続けていると今回のように行動が先に来ることもままあります。

なんで作っているかわからないけど作らずにはいられないパターンですね。

ようやくひとつ着地出来た新作 Silent Prayers です。

委託店様は現在melc*lilli様にて展示販売しています。
ネットショップでは2月上旬には少量ですが在庫用意の予定です。

それでは、新作リング「 Silent prayers 」のご紹介でした。