
作品名:Garden
価格:¥23,000-(税込み)
地金:SV925
石:クリソプレーズ
オーバルカボッションカット 35x25mm
※付属品:SV小豆チェーン50cm







制作ノート
今回は35x25mmの大振りなクリソプレーズを使ってペンダントを制作しました。
このクリソプレーズはオパールが介入しているタイプのものでした。

オパール部分はブラックライトで蛍光するので確認してみました。

石枠製作時の画像です。後々の作業で枠が変形しないように支えとなるパーツを内側に配置しています。

石枠上部に装飾パーツのための枠組みを配置しているところです。連結部分のパーツは接合部分の強度を出すために貫通させてからロウ付けしています。

植物をモチーフにしたパーツを枠内に組み合わせていきます。華やかな印象にしたかったので花のカラーをモチーフにしたパーツも合わせてみました。
細かいパーツの銀のロー付けについて。
私の場合、一般的な3分ローと5分ローを混ぜたものを使用しています。
今回のモチーフ部分の場合、土台の枠部分は、1:1で混ぜたものを使用しています。
細かいパーツを組み合わせる時は、 3分ローを1に対して5分ローを2混ぜたものを使用しています。
細かいパーツ同士のロー付けの際の強度ですが、一箇所のみのロー付けで強度をだすのは限界があります。ですので組み合わせるパーツ同士の接地面が複数になるようにしたり、一箇所に負荷のかかるデザインを避けるようにしています。

今回の石留めは爪留めを基本にしていますが、一箇所のみ覆輪留めのような板材のパーツを石の形に沿わせたデザインにしてみました。
大振りな石の安定した固定と、新しい魅せ方を試してみました。思いのほか、ハイライトのような際立ちを石に対して演出してくれている感じが出たよに思います。

以前は石枠全体に沿わせるように装飾パーツを配置していましたが、今回のように石枠とは別に上部に装飾パーツを独立させることで、石の表情を明確に見せつつ装飾のデザインの自由度を上げることが出来たと思いました。
想像が技能に囚われることの無いように、技能が想像に囚われることの無いように丁度よいバランスって大切(´・ω・`)
